第1137話 シャムロック登場
扉絵 鬼の子ヤマトの金稲荷代参Vol.23
前回の扉絵で発見した怪しいアジトへ、ヤマトとお玉が潜入しようとしています。
そこには、怪しい猫耳らしきものがついているおじさん達が!
タイトルのシャムロックのシャムは猫のシャムに関係してるのかな??

荒れたアウルスト城
本編は、ルフィたちがロキの鍵を探しに、アウルスト城に到着したシーンから始まります。
城の門は、中から壊されたような痕跡が!新しい破壊の跡ということで、神の騎士団の2人の仕業でしょう。
そんな破壊の跡にロードがビビりつつ、ルフィたちは城に突入します。
城の中はとてつもなく広いようで、天井が見えないほど高く、人間族からすると、とても歩く気になれないようなサイズ感!!
歩くのが嫌なナミがロードを調子に乗せて、うまいこと運んでもらうようです。全力でナミさんの役に立てロード!
扉だけでなく、城の中も所々壊れているようで、これはハラルド王とロキのケンカの跡みたい。怪物同士の衝突の激しさを感じます。
古代巨人族の血を引く者
ルフィたちが城を進んでいくと、大勢の巨人族の白骨がころがっており、そこには普通の巨人族のものよりも大きく、角の生えた頭蓋骨がありました。
ロードによると、その骨は古代巨人族の血を引くもので、エルバフ史上最高の王とされるハラルド王も古代巨人族の血を引いているとのこと。
そんなハラルド王のとても大きな肖像画が登場し、その顔が明らかになりました。頭には大きな傷があり、これは古代巨人族の名残りである角が戦争の時代を想起させるからと、自ら引きちぎったと衝撃的な話が!
ちなみに、みなさんはハラルド王の顔を見て誰かに似ているな〜なんて思いませんでしたか?私は何となくなんですが、カイドウに似ているなと思ってしまいました。
【引用:ワンピース92巻 第1137話 尾田栄一郎】
カイドウも角と体の大きさから、古代巨人族の血を引いていると考えられます。しかし、若い時の様子は描かれたものの、出生についてや何族なのかは謎のままです。
ハラルド王はエルバフと世界を繋ごうとしていたため、エルバフ以外の土地との交流が多くあったことでしょう。ハイルディンの母親が、エルバフの外の国の出身であるので、エルバフの外で出会い結ばれたと思われます。
これが、ビッグマムのように自分の親族とすることで、他国や他種族との繋がりを強める方法をとったとするなら、3人目、4人目の恋人が訪れたその土地土地でいた可能性もありますよね。
その中に、カイドウの母親もいたなんて考えられないでしょうか?つまり、カイドウの父親ハラルド王説です。
凄惨な事件の真相は?
ルフィたちが発見した、大勢の巨人の白骨は、その場所で起きた凄惨な事件の恐ろしさを物語っています。その事件とは、ハラルド王の死で、ハラルド王と同時に城にいた100人を超える戦士も死んでしまったそう。
100人も殺したロキに対して、ロキ以外の唯一の生き残りであるヤルル様が、悪く思っていない様子でいるのが不思議ですよね?頭に剣が刺さって記憶がとんでしまったのか、何か真実を知っているのか気になります。
ハラルド王は最高な王と言われすぎていて、逆に悪い奴だったのではと私は考えいますが、今回の自らの角を引きちぎったという覚悟を聞くと、悪い奴ではない可能性も出てきます。ただ、自らの権力を誇示するような大きな肖像画が飾られている点は気になるところ!
というわけで、ハラルド王がいい奴だった場合と、悪い奴だった場合の2つの方向で事件の真相を予想したいと思います。名前の由来になったであろう、初代ノルウェー王ハラルド一世(ハーラル一世)の歴史に結びつくこともあるかも?
【引用:Wikipedia ノルウェーの国旗】https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%AB%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%81%AE%E5%9B%BD%E6%97%97
まず、ハラルド王がいい奴だった場合の真相は、勧誘しにきた神の騎士団との戦いが起きたとかですかね?
神の騎士団は今回の話で、巨人の戦力を求めていることが分かりました。ハラルド王が世界と繋がることを目指していたのであれば、過去にも神の騎士団との接触があったと思われます。しかし、ハラルド王は神の騎士団の要求を拒み続け、神の騎士団と争うこととなり、城の兵士100人含めて戦ったものの敗北。そこへロキとヤルル様が現れて、神の騎士団を撃退なんて流れですかね?
事件後、城には誰も近づいていない様子なので、事件の真相を調べていないと思われます。ハラルド王は息子に殺されるという予言があったため、生き残ったロキが証拠もないまま疑われてしまいそうです。
ロキは、ハラルド王と100人の兵士が、人間族の神の騎士団に殲滅させられたという事実を隠すことで、死んだ兵士の名誉を守っているとか?
また、予言は息子によって殺されるというもので、ロキとは断定されていないように思われるため、第3の息子が真犯人なのかも

次に、ハラルド王が悪い奴だった場合の真相は、神の騎士団や世界政府に巨人の力を渡そうとしたハラルド王をロキが止めたなんてとこですかね?
ハラルド王は、世界と繋がることを目指す、マザー・カルメルと同じような考えをしている人物です。カルメルは裏で政府の戦力になるような子供を売っていました。
ハラルド王も同じく巨人族の子供を世界政府に売ろうと計画していたのではないでしょうか?自らの角を引きちぎった行為もこの計画を隠すための演技だとすると恐ろしいですね。
そんな計画に城の兵士たちが気づいてしまい、ハラルド王が証拠隠滅のために兵士たちを殺害。その現場にロキとヤルル様が現れて、ヤルル様が頭部に大怪我を負いながらも何とかハラルド王を撃破したが、ヤルル様は怪我のために記憶が混濁してしまい真相を話すことができない状態に!
何とかハラルド王をとめたロキでしたが、ロキの予言を悪い意味で信じているエルバフの人々に追われることになってしまったという流れ。
ロキの兄弟、ハイルディン
ロードからハラルド王の話を聞いていくと、ハイルディンの話題になりました。
ハイルディンとロキは腹違い兄弟で、ロキが王妃の子、ハイルディンがエルバフではない他の巨人国出身の母の子。エルバフの血が汚れるからと、ハイルディンの母は王妃になれなかったみたい。
ロードも時々差別的な発言をしていますが、それは人間にも言えることで、どの世界でも共通の課題があることを感じます。
そんなロードの発言を聞いて、ゾロがなぜ汚れた血のハイルディンの船に乗るのかと試すような質問をします。
子供の頃ロードは、オタクだからといじめられていました。そこへ、ロードが海図をかけることを純粋にすごいと思ったハイルディンが現れ友達になってくれました。ハイルディンは、母親が他所者だからと差別されながらも、ひたすらまっすぐに世界中の全巨人族を統一したいという夢を追いかけました。ロードはそんなハイルディンに惚れてしまい、ハイルディンの夢を叶えたいからと船に乗ったようです。

相手について、知らないから差別してしまうが、知ることで友達にもなることができるということですね。
友達の夢を叶えたいというロードのことがいい奴に思えて、若干好きになってしまったことが、なんだか悔しい😆
アロアロの実
ルフィが倒れている巨人族を発見し、場面が冥界のロキもとへ移ります。
どうやら暴力によってロキを神の騎士団へ勧誘しようとしているようで、動けないロキは、軍子によってすでにボロボロになっていました。ここで、軍子は、アロアロの実の矢印人間と判明しました。

名前が判明してもなかなか難しい能力ですね〜。矢印を腕にまとわせて殴ったり、足にまとわせて巨大化させたり、矢として貫いたりと物理的に攻撃しています。また、矢印を伸ばして攻撃の方向を決めると、どうやら確定でその攻撃が相手に当たるような、未来を確定させる概念的な能力もあります。もともとは、矢印の方向に物を動かす能力が、覚醒することで未来を確定させるまでに至ったんでしょうね。
そんな軍子の攻撃をひたすらに受けるだけのロキですが、かたくなに神の騎士団への入団を拒み続けます。抵抗できない中で、自分の芯を曲げないロキのなんとかっこいいことか!😎
最後の全力の脅しでも、舌を出して余裕で入団を拒むロキを見て、ついにあの男が動きます!
シャムロック!!
ついに登場しました!シャンクスにそっくりなガーリング聖の息子、フィガーランド・シャムロック!!まさかシャンクスの双子か兄弟と思われるキャラが登場するとは思ってもみませんでした。
シャムロックは、神の騎士団の団長で、貴族らしい威厳のある服装をまとい、髪は長めで、シャンクスにも負けないオーラを放っているように感じます。
頂上戦争の時にシャンクスが登場した場面で、ついこの前まで、新世界でカイドウと小競り合いをしていたのにと驚かれていましたが、これは、シャムロックがカイドウを世界政府側へ勧誘していたという可能性も出てきましたね。
ここで、シャムロックという意味を調べてみると、クローバーなどの葉が3枚に分かれている草のことだそうで、シャムロックと文字をうつと、三つ葉の絵文字が出てきます!

三つ葉ということは、あともう1人シャンクスにそっくりなキャラクターがいるなんてことないですかね?シャムロックの肩書は神の騎士団団長で、ガーリング聖の五老星になる前の肩書が神の騎士団最高司令官です。その最高司令官の地位についたものがいるとすれば、もう1人のガーリング聖の息子が相応しいのでは?
団長であるシャムロックが、マリージョアに作戦の変更を連絡していることからも、シャムロックの上に指示を仰ぐ必要のある人物がいるような気がします。
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